Graebert Japan ヘルプセンター(FAQ)のサイトは、以下に移行しました。
新しい FAQ は、上記 URL にのみ追加されます。
また、このサイトは将来閉鎖されます。
ネットワーク ライセンスを取得できない
ネットワーク ライセンスを取得できません。
どのようなことを確認すればいいでしょうか?
1. すべてのライセンスが使用されていないか確認します。
ARES 起動時に以下の画面が表示されたら[はい]をクリックします。(読み取り専用、印刷不可などの制限つきで起動されます。)
起動時に表示される画面で「すべてのライセンスがすでに使用中です。」と表示されていればすべてのライセンスが使用されているためライセンスを取得できていないということになります。他の使用者がARESを終了してライセンスに空きが出ればライセンスを取得できるようになります。
※ 上記画面が表示されない場合は、ARES のウィンドウの右上にある[アカウント]ボタンをクリックすれば表示されます。
2. サーバーで Network License Manager のサービスが起動しているか確認します。
サーバーで Graebert Network License Manager を起動します。
[Service] のメニューを表示し、[Start] がグレーアウトされていることを確認します。
※ グレーアウトされていない場合は、Network License Manager のサービスが起動していません。[Start] ボタンをクリックしてサービスを開始します。
[Start] がグレーアウトされていればサービスは既に起動されているということになります。
念の為続けて以下の手順でサービスを再度登録し直して再度サービスを起動します。[Service]-[Stop]を選択します。
[Service]-[Unregister]を選択します。
[Service]-[Register]を選択します。
[Service]-[Start]を選択します。
3. ファイア ウォールの設定で使用するポートが開放されているか確認します。
サーバーのファイアウォールの受信の規則の設定で、rlm.exe に対して接続を許可する設定を行う必要があります。
(詳細はダウンロードサイトにある「インストールガイド(ネットワーク版)」の資料の「ポートの開放」の内容を参照してください。)
また、それ以外にもサーバーとクライアントの間にルーターなどがあり、そこでファイアウォールの設定がされているときは rlm.exe が使用する 2 つのポートを開放する必要があります。(通常の LAN 環境や VPN 接続の場合はこのことを気にする必要はありません。ライセンスサーバーをインターネット上においているような場合は確認する必要があります。)
(詳細はダウンロードサイトにある「インストールガイド(ネットワーク版)」の資料の「ポートの開放」にある「また、ルーター等の場合のように開放するポート番号を指定する必要がある場合は以下の2つのポートを開放してください。」以下の記述を参照してください。)
実際にポートが開放されているかどうかを確認するツール(AresNlmPortCheck.exe)があります。
使用方法は以下の通りです。
AresNlmPortCheck.exe をダウンロードします。
クライアントで AresNlmPortCheck.exe を実行します。
「ライセンスサーバー(IP アドレス または ホスト名)」の欄にライセンス サーバーの IP アドレス または ホスト名を入力します。
TCP ポートの欄が「2700」になっていることを確認して[接続の確認]ボタンをクリックします。
このとき、以下のように表示されればポートは開放されています。
「ライセンスサーバー(****)と TCP ポート:2700 を使用して通信できました。」
ポートが開放されていないときは、以下のように表示されます。
「ライセンスサーバー(****)と通信できませんでした。…」TCP ポートの欄に Graebert Network License Manager が使用するもうひとつの TCP ポートを入力して[接続の確認]ボタンをクリックします。
※ Graebert Network License Manager が使用するもうひとつの TCP ポートの番号に関しては、%ALLUSERSPROFILE%¥Ares NLM¥log フォルダにある dlogcmdline.logの「graebert on port」 という文字の後に書かれている TCP ポート番号になります。(この TCP ポート番号は Network License Manager のサービスを起動するごとに変わります。)
例)
01/15 18:44 (rlm) RLM License Server Version 11.1BL2
Copyright (C) 2006-2014, Reprise Software, Inc. All rights reserved.
01/15 18:44 (rlm) License server started on NLMSERVER
01/15 18:44 (rlm) Server architecture: x86_w301/15 18:44 (rlm) License files:
01/15 18:44 (rlm) C:¥ProgramData¥Ares NLM¥n0.lic01/15 18:44 (rlm)
01/15 18:44 (rlm) Web server starting on port 50540
1/15 18:44 (rlm) Using TCP/IP port 2700
01/15 18:44 (rlm) ... adding UDP/IP port 5053
01/15 18:44 (rlm) Starting ISV server graebert on port 50000
01/15 18:44 (rlm) New thread created to watch ISV graebert
4. クライアントで指定しているサーバーの IP アドレス または ホスト名 に間違いがないか確認します。
※ サーバーにおいて DHCP で IP アドレスを取得していると、IP アドレスが変わる場合があります。そのため、今まで問題なくライセンスを取得できていたのに今日から突然取得できなくなったような場合はこのことが原因の可能性があります。
サーバーの IP アドレスは、以下の手順で確認することができます。
サーバーでコマンド プロンプトを起動します。
ipconfig /all と入力します。
表示された内容の中で「IPv4 アドレス」の値として表示されているものがサーバーの IP アドレスです。
サーバーの IP アドレスが変更されていた場合は、以下の手順を行いサーバーの IP アドレスの設定を変更します。
クライアントで ARES を起動します。
起動時のスタートページの右上にある歯車のボタンをクリックします。
[高度な設定]の画面のリストにある IP アドレスを選択します。
※ ARES 2020 の場合、[高度な設定]をクリックすると、[高度な設定]画面が開きます。「サーバー」の欄に正しい IP アドレスを入力し[編集]ボタンをクリックします。
IP アドレスが変更されたことを確認して[OK]ボタンをクリックします。
また、ホスト名で指定している場合は、クライアントで以下の手順を行いホスト名に間違いがないか確認します。
コマンド プロンプトを起動します。
ping <ホスト名>(例:ping NLMSERVER)と入力します。
このとき、以下のように指定したホスト名の IP アドレスが表示されます。(以下の例では 192.168.1.1)
NLMSERVER [192.168.1.1]に ping を送信しています 32 バイトのデータ:
5. ライセンス ファイルの内容を編集していないか確認します。
※ ライセンス ファイルを編集してしまうと Network License Manager のサービスが正常に起動しないことがあります。
ホスト ID を間違えてライセンス ファイルを発行してしまい、ライセンス ファイルのホスト ID の部分を変更してしまうと、Network License Manager のサービスは正常に起動しません。
ライセンス ファイル発行時にホスト ID を間違えてしまった場合は、ライセンス ファイルの再発行が必要となります。
6. Options の Restrictions に設定がされていないか確認します。
サーバーの Graebert Network License Manager で[Edit]-[Options]を選択すると[Options]ダイアログが表示されます。
[Options]ダイアログの[Restrictions]タブにおいて特定のパソコン(,ユーザー、IP アドレス)にのみライセンスを発行する設定ができます。(以下の例では PC1 というパソコンのみがライセンスを取得できます。)
[Options]ダイアログの[Restrictions]タブに設定されている内容で、ライセンスを取得できていないパソコンに対してライセンスを取得できないような設定がされていないか確認します。
7. サーバーおよびクライアントの日付に間違いがないか確認します。
サーバーやクライアントの日付が間違っているとライセンスを取得できない場合があります。