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ビューポートのグリップを選択して形状を変更できないことがある
ビューポートを選択するとグリップが表示されます。
グリップを選択すると図形選択が解除されてしまい、ビューポートの形状を変更することができないことがあります。
何故グリップで形状を変更できるビューポートと変更できないビューポートがあるのですか?
VIEWPORT コマンドで四角形のビューポートを作成し、そのビューポートをクリックすると四隅に四角いグリップが表示されます。
このグリップを選択してビューポートの大きさを変更することができます。
四角形のビューポートであっても、以下のような場合は多角形ビューポートという認識となり編集することはできません。
四角形を作成して VIEWPORT コマンドの E オプションでビューポートにした場合
VIEWPORT コマンドで作成したビューポートでも回転を行った場合。(45度回転して、再度-45度回転して元に戻しても多角形ビューポートという認識となります。)
多角形ビューポートの認識となっている四角形のビューポートは、以下の手順を行うことにより編集できるようになります。
編集したいビューポートの内側をダブルクリックし、モデルをアクティブにします。
方向指定ビュー(VIEWS)コマンドを実行します。([ビュー] ダイアログが表示されます。)
「モデル」にチェックを入れます。
[新規] ボタンをクリックします。
任意の名前(便宜上 TEST とします)を入力し [OK] ボタンをクリックします。
[OK] ボタンをクリックし [ビュー] ダイアログを閉じます。
ビューポートの外側をダブルクリックし、シートをアクティブにします。
単一ビュータイル(VIEWPORT)コマンドを実行します。
コピーしたいビューの対角の 2 点をクリックします。
削除(DELETE)コマンドを実行し、クロスウィンドウで作成したビューポートを選択します。(元のビューポートと新規に作成されたビューポートが選択されます。)
R と入力し Enter を押し、L と入力し Enter を押します。
Enter キーを押して削除を実行します。
残ったビューポートの内側をダブルクリックし、モデルをアクティブにします。
方向指定ビュー(VIEWS)コマンドを実行します。([ビュー] ダイアログが表示されます。)
「モデル」にチェックを入れます。
TEST(手順 5 で作成したもの)を選択し、[OK] ボタンをクリックします。
ビューポートの外側をダブルクリックし、シートをアクティブにします。